ラッキーのゲーム雑記

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映画チンカス感想 風立ちぬ(1976)

今回はKOFクロニクルとは関係ないどころか、ゲームの記事でもなく申し訳ありませんm(__)m

 

たまたまこの映画を見て、自分なりに思うことがあったので、素人のチンカス感想を今回は書かせていただきます。仏の様な慈悲深い方は、良ければ生暖かい目で見てやってください(ネタバレ注意)。

 

思ったこと①

今の時代とは違う思いやりの心をもった登場人物

 

 まず、登場人物たちの温かな繋がりに惹かれた。資産家が近所の学生を招待し、日々、楽しく食事を行なっているなどの余裕と優しさを感じる風景は、今はほぼ見られないのではないかと思った。

 次に目を惹いたのは、相手を思う事がまず1番という主要人物の性格である。節子を思うが故、未亡人にさせまいと、一度は結婚を諦める結城。結核を移さないよう、心配をかけないよう1人療養の日々を過ごす節子と、観ていて心が温まってきて、その思いやりはとても美しく感じた。 

 それぞれがそれぞれの事をまず大事に思う考えは、今の時代は薄まっている気がする。戦時中という時代もあっただろうが、自分中心の考えはほとんど、この映画には見られない。

 その僅かな自分の思いを通している部分は、当時では諦めるべきである節子と結城の愛というのが、それを一層際立たせ、輝かせている様に感じる。

 

思ったこと② 

不安に覆われた当時の時代背景と現在との共通点。

 

 当時の戦時中の時代ほどではないが、現在も日常が大きく変化し、それぞれの方々が不安を感じ、苦しんでいる部分は少し共通していると思う。映画内の時代は、いつ招兵され戦死してもおかしくない、そして、結核は不治の病という状況であり、その中で、お互いにそれぞれの生を願い、必死に生きたその姿には感動を覚えざるを得なかった。

 作中ででてきた「風立ちぬ、いざ生きめやも」という言葉は色々と悩み、戸惑い、憤りを感じる現在において、少し背を押してくれるような言葉のように感じた。

 

素人の暇つぶし駄文にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。

 

ではでは。